大学の森でマダニサイエンスカフェ
森に入ると野鳥のさえずりが聞こえ、視界には色とりどりの生き物が映り、私たちを癒してくれます。そんな森の中には私たちを歓迎してくれる生き物がいます。
それは、「マダニ」です。私たちの体温や吐く息に反応して手(第一脚)を振って歓迎してくれます。そして知らないうちにあなたの近くにいるのです…
マダニとは
マダニは日本に2科7属のおよそ46種が生息しており、その全てが動物の血だけを吸って生きています。血を吸う対象は両生類・爬虫類・鳥類・哺乳類です。マダニは種によって血を吸う動物の好みに幅があります。例えば、ウミヘビだけを吸血するマダニから、哺乳類や鳥類であれば何でも血を吸うマダニもいます。
シカから血を吸うマダニの様子
袋角をよく見てみると……
今回は,北海道に生息するマダニの採集や観察を通して、適度に恐れつつも
"マダニ"という生き物の面白さを感じてもらえたなら嬉しいです。
マダニのことを知ろう!
サイエンスカフェ + 野外観察 in 苫小牧研究林
〜 参加者はオリジナルグッズをもらえるよ!!〜
日時:令和5年9月30日(土)13:00-16:00
場所:北海道大学 苫小牧研究林
対象:小学生以上(小3以下は保護者同伴)
募集人数:16名(先着順)
参加費:無料
申し込み&問い合わせ:tomak@fsc.hokudai.ac.jp に氏名・性別・年齢(*注)を記入の上、メールをお送りください。 (締め切り:9月25日 月曜日)
*氏名・性別・年齢は野外保険に加入していただくために必要な情報となります。
スケジュール
13:00 苫小牧研究林に集合!
13:00-13:15 苫小牧研究林の概要説明
13:15-14:00 付属の博物館で講師のレクチャー
14:00-15:00 森に出てマダニ採取(動きやすい服装で↓)
15:00-16:00 見つけたマダニや他のダニの観察
16:00-17:00 フリー質問タイム
注意事項:長袖長ズボンと長めの靴下(ズボンの裾を入れられる丈)歩きやすい靴がおすすめです。
虫よけ対策もお忘れなく!水筒などの飲み物は各自持参でよろしくお願い致します。
※雨天時は内容を一部変更して実施します。
講師
松山紘之さん
北海道立衛生研究所 研究職員
東京大学 新領域創成科学研究科 博士課程